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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程_d0083686_0592936.jpg190分と非常に長い作品だった。友人と観に行ったのだが、やはり今回も正直"わからなかった"。以前、高橋伴明の"光の雨"を観た時にも、事件当時の記憶が定かでない自分には知らないことがいっぱいでその事実に驚くばかりで、あの"総括"がなんだったのか、思想なのか嫉妬なのか、エゴなのか、さっぱりわからなかった。今回は、当時、事件関係者とも交流が深かったという若松孝ニ監督で、さらに"実録"というから、ずっと理解できない部分が理解できるのかもしれない、という期待を持って観に行った。でも、やっぱりわからなかった・・・。



実録というだけあって、当時の発言や記録を緻密に抑えてある作品だとは思ったが、永田洋子と森というふたりに引っ張られていく仲間の心理変化は、やっぱり見えてはこなかった。
世の中では、永田洋子の嫉妬とか、集団意識のリンチという言葉で片付けてしまいがちだけど、それだけじゃない闇があると思うのだけど、それを知ることはできなかった。
ただ、観終わった後に、そこはかとない"陳腐さ"が漂った。
映画的には、若松監督が、重信と遠山の知り合いだったということもあるからか、永田と森を許さないという強い怒りが伝わってきた。
ただ、最後の最後に、あさま山荘内で、加藤元久が叫ぶセリフは、ちょっと説明的すぎるかな、と・・・。ここまで説明的セリフを言わせなくても、観ている側はそれをひしひしと感じているので、ちょっとわざとらしくうっとうしい気がした。
当時同世代たった人たちが、どう観たのか・・・。職場の上司などには角材もって暴れていた人もいるらしいので、ぜひとも聞いてみたい気がした。
by tongkun | 2008-05-13 01:30 | 映画
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