화려한 휴가(華麗なる休暇)
d0083686_2233921.jpg今年に入って、"ペルセポリス"もそうだし、"暗殺リトビネンコ事件"もそうだが、どうも国家権力による内部テロリズムモノにどうも食指がのびてしまうようだ・・・。そして、観たかったのに、上映時期に渡韓を果たせなかった"화려한 휴가(華麗なる休暇)"をついに観た。
光州事件ものは個人的にはかなり、興味がある
。近隣国に住んでいる身でしかも韓国カルチャーに少なくとも興味がある身としては、たった28年前にこんな自分の常識では考えることができない事件(正確には内紛というか虐殺なのかな)があったことが信じられず、"光州事件で読む現代韓国"なども読んでしまった。
でも、背景がわかってもやっぱりなぜ起きてしまったのか、当時の光州市民の気持ちを日本人の私がリアルにはかり知ることはできない。





で、この映画は、光州事件をよく知らない人にとって、どんな事件だったのかわかりやすく知ることができる作品だと思う。個人的には、"ペパーミント・キャンディー"や"つぼみ"のほうが、光州事件を扱った映画としては好きだけど、事件を分かりやすく展開していると思う。しかも、アン・ソンギ先生に、キム・サンギョン、イ・ヨウォン、ソン・ジェホと役者も粒揃い。さらに、悲劇な役をイ・ジュンギにやらせ、若い観客にも関心を持たせたい、という狙いもあたりだと思う。個人的には、イ・ジュンギは相変わらずどうでもいいのだが、イ・ジュンギに先生役のソン・ビョンホが催涙弾対策のほどこしをしてあげるシーンは思わず泣けた。あと、ナ・ムニも非常にうまい。少ししか出てこないのだが、この事件の背景にはこんな母親がたくさんいたんだろうな、という想いを凝縮している。アン・ソンギ先生は、今回、軍をリタイアした一般市民を演じているが、一般市民になってもやはり司令官のような貫禄・・・。これだけは適役だったのか、微妙^^; もう少し市民の香りがする人のほうが、よかった気もするがどうなのだろうか。
非常に重たい題材だが、パク・チョルミンとパク・ウォンサンは徹底して、光州なまりの軽いおっさんを演じている。でも、この映画の中ではアン・ソンギよりもキム・サンンギョンよりもこのふたりがキーなんじゃないかと。こんな軽い、普通だったら姉ちゃんのお尻を触って喜んでいるようなおっさんでさえ、武器を持たなくちゃいけなかったってことなんだと思う。

この映画、興行成績は非常に高かったのに、各映画祭で重要な賞を逃しまくっている。
できばえとしては、ひとつぐらいあってもいい気もするのだが・・・。興業成績とは別に慎重にならざるおえない題材なのかもしれない・・・。うむ、まだまだなのかな・・・。
で、この作品は、"光州5.18"というタイトルで日本でも公開されるらしい。
きっとイ・ジュンギ目当てのペンが多いのだろうか、それ以外のものを感じられることを死んだ市民のためにも祈りたい。
911と同じぐらい亡くなったのに、未だ責任の所在がはっきりとしない事件だってことは忘れちゃいけないと思うんだよね・・・。
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by tongkun | 2008-01-25 02:32 | 映画
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