暗殺 リトビネンコ事件
d0083686_037838.jpg正月、実家に帰って、兄と妙に盛り上がったのが"いのちの食べ方"とこの"暗殺 リトビネンコ事件"という映画の話題だった。
"いのちの食べ方"は、日常食べているものがどうやってできているかを詳細に淡々と描いた実験的ドキュメンタリーだ。ナレーションもなく、登場人物の声もない。あるのは、作業中の機械の音や動物の鳴き声、水をまく音のみ。効果音も何もない。とにかく淡々と描くので、途中ややダレる感はあった。でも、予想していたものと違って、視点はなかなかおもしろかった。もう少し肉食批判的な視点なのかと思ったら、まったくそうではなく、肉食批判というよりも、人間って大量消費の中で、ただただ機械のように作られたものを機械のように食っている生き物なのね・・・。ということをまざまざと思い知らされる映画だった。肉も野菜も穀物もそして、交配も繁殖もなんでもオートメーション・・・。観ているうちに自分はすでにロボットなのかもって気分にさせられてしまった^^;
で、兄に妙に勧められたのが、今日観たこの作品だった。



いや~、人が暗殺された話が絡むので、おもしろかったというのは申し訳ないが、でもおもしろかった。っていうか、これって戦前の話でもないし、冷戦中の話でもなく、たった2年前に起きた話なんだよね・・・と思うと、恐ろしくなる。しかも、チェチェン紛争の背景やロシア国内外のテロにそんな秘密があったなんて・・・。
途中、フランス人のテレビ・コメンテーターが「無関心は罪。ヨーロッパをナチスが占拠してしまったのも私たちヨーロッパの人々の無関心さも影響しているのさ。そして、その無関心さの罪は今も世界中で続いている」的なことを行っていたが、この言葉が妙に心に残ってしまった。非常に地味なネタで、単館モノがゆえに、広く知られる作品でないかもしれないが、関心を持つためにも、まず知るべき事実だと思った。
噂によると、ジョニー・デップ主演でリトビネンコの伝記映画が制作されるらしい。この作品を観ちゃうとどう描かれるのはいささか心配。事実に勝るものはなさそうだが、ただの暗殺話ではなく、ロシアの裏も浮き彫りにしてほしい。ジョニデの力で真実が広まるならそれもありかと・・・。
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by tongkun | 2008-01-21 01:06 | 映画
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