ペルセポリス
d0083686_153340.jpg2008年、一発目の映画は、2007年のカンヌやアカデミーでも話題になった、アニメーション"ペルセポリス"。イランのテヘラン育ちの女性監督・マルジャン・サトラビの自叙伝アニメだ。彼女が描いたマンガはすでに2005年に日本でも出版されていて、仕事仲間の間でもかなり話題になっていた。










イスラーム革命で激動するイランで育った少女マルジの目からみたイランという国。イスラムの思想。戦争というもの・・・。こう並べると非常に重たい感じがするが、それがそれだけで終わらないのがこの映画のポイントだ。マルジは、ブルース・リーに憧れていて、ABBAよりもビージーズのほうがクールだと思っていて、アディダスのスニーカーにこだわりを持ち、マイケル・ジャクソンを聴き、パンクに次第に魅了されていく、70~80年代にどこにでもいた女の子だ。
私のイランへのイメージはなんともステレオナイズされていて、イスラム教、顔を隠すヴェール、女性に権利はない、独裁国家、危険な国、なんてコテコテな刷り込みができあがっていた。でも、映画で描かれているマルジは、国家権力への反骨精神と同じぐらい、男の子のことも気になったり、パンクを聴きながら部屋でヘッドバンギングをしまくるのが好きなのだ。しかも、ウィーンに留学してからの失恋話は、「あちゃ・・・」と思うほど、自分にも思い当たる節があり、苦笑(笑)。
人間はいずこも同じだということ^^; 忘れがちだけど。
さらに、登場人物がいい。特におばあちゃんは毒舌だけど、とても進歩的で、いちいち言うことがこじゃれている。ばあちゃんの一言一言に、わしゃ、まだまだ知力が足りないなぁ~としみじみしてしまった。"公明正大"・・・ばあちゃんの教えは非常にありがたい><
できれば、10代の子とかにも観てほしいなぁと思う作品だが、PR的には難しいのかな^^;
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by tongkun | 2008-01-05 02:19 | 映画
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