時間
d0083686_5561370.jpgキム・ギドクが、暴言というか弱虫発言をしたりて(笑)、ちょっと話題になったこの作品。3月10日から"絶対の愛"なんて超ダサいタイトルで、日本公開される。"うつせみ"は邦題が意外とイカしていると思ったのに、今回のは、ありえないほどダサい。そして、これは絶対の愛ってことなのかな・・・?うむ。
"空き家"(邦題うつせみ)は愛がテーマになっていたが、この"時間"(邦題はダサいので使いません^^;)も同じく愛がテーマだ。"空き家"は主人公たちに一切セリフがなく、外野だけにセリフがあるという作り。ところが、"時間"は真反対の作りで、とにかくしゃべる。男も女も想いのたけをしゃべりまくる。途中で、"空き家"のシーンがところどころにチラ観するのだが、対照的な2作品を印象付けるための効果だったのかもしれない。



"空き家"が静なる愛を描いているとしたら、こちらは"動"。あらゆる意味で"動"で、しかも常に怒りが満ち溢れている。"空き家"はDVにあっても、怒りというテンションでは表現されなかったが、この作品は、愛というよりも怒なのかな・・・。

キドクの作品というとやや難解なものが多いと言われているが、個人的には、"サマリア"あたりから、難解じゃないかも、と思っている^^; この"時間"もギドク自身が言うほど難解ではないし、彼が伝えたいことはわかりやすく入ってきた。

でも、私がこの作品で、心に引っかかったのは、テーマとなっていた愛よりも、素材として使われていた"整形"。韓国といえば、整形大国。私のご贔屓も整形していたりしていたりする(誰とは白状しないので追求は禁止です^^; もちろん、ドングンじゃないけど^^)。本来、私は整形にはまったくと言って興味がない。自分の顔はコンプレックスだらけだし、脂肪なんて吸引するほどあるが、一度もしたいと思ったことがない。"ビューティコロシアム"を観るたび、すげーな~と思っていたのに・・・。周りで、整形する人間を見ると、ぶっちゃけ、いろんな意味で醒めたテンションになったりしていた。なのに、なぜ、ご贔屓に対しては、「まぁいっか」というテンションになるのか???
正直、ご贔屓の顔だって、昔のほうがよかったと思っている。なのに、「まぁいいっか」という気分にさせられるのは、やっぱり「仕方がないよね、あの国じゃぁ」というあきらめというか認識があるからに違いない・・・・。

でも、この映画を観て、ちょっち認識が変わった。
ギドクは、最近他国ばかりに目を向けているが、この作品は若い子でもわかる内容だと思うんで、国内でやるべきでないの? と思った。好き嫌いはさておき、整形に立ち止まる気分を与えてくれる気がする。そういった意味では、"サマリア"的ギドク風教訓映画なんじゃないかと思う。まぁ、当然カラミもあるんで、若い子にみせられるかっていうと・・・なんだけど^^; でも、今回はそんなにハードではなく、ハードなのは整形描写。とにかくこれでもかってほどみせられる。した側もしたから得られるものがあるわけでもなく・・・。ふと、観ながら、ご贔屓を想い出し、少し切なくなった。キミは何を失って、何を得たのかな・・・と。

d0083686_6402331.jpgあ、そうそう、主演の男子@ジウ役のハ・ジョンウ!!!! izuminzさんのBLOGにも登場して話題になっておりましたが、ええっす!!!! 
タイプだわ~。やっぱり!!!! 
今後も注目し続けねば!!!
愛がありながらも、適当な感じがたまらなくツボでした^^;



そういえば、「もう引退する!」とかのたまわっていたギドク。でも、想定内の結果に^^
次回作が発表。『Breath』という作品で、なんとチャン・チェンが死刑囚を演じちゃうっていうんだから、こりゃー楽しみ♪ 男の趣味はいいのよね@キドク(笑)。
本日は、渋谷ユーロにて、ギドクのイベントがあったりもして^^
ちなみに、ユーロでは、ギドク祭りな「スーパー・ギドク・マンダラ」開催中で、ギドクな映画を随時公開しちょります。

"時計"は、ロケ地にちょっと行ってみたくなったが、ソウルからは意外と遠いのね@芽島・彫刻公園・・・^^;
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by tongkun | 2007-02-23 21:01 | 映画
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