微妙な境界線
映画関係などに知り合いがいる韓国人のJさんと会った。
Jさんは、韓国のサブカルチャーにとっても詳しい。
私のくだらない質問にいつもちゃんと答えてくれて、ありがたい人だ。
そんな彼女と、韓国のゲイカルチャーの話になった。
以前、記事にもしたが、「王の男」とか歌手のハリスとか韓国のゲイカルチャー
もずいぶん開かれてきたように思っていたのだが、現実はやはり厳しいらしい。



d0083686_2155623.jpg俳優のホン・ソクチョンが、自分には、男性のパートナーがいるとカミングアウトした記事が、一ヶ月ぐらい前に載っていた。彼はすでに、かなり前に同性愛者であることはカミングアウトしていた模様。でも、具体的にパートナーの話はしていなかったようだ。
私が読んだ記事では、勇気ある発言、愛ある発言的に、彼のカミングアウトをそれなりに評価しているものが多かった。が、Jさんの話によると、そんなに甘くはなかったようで・・・・。
その後、ネットやメディアなどでやはりホン・ソクチョンは、かなり差別的な扱いを受けたらしい。
やはり具体的にカミングアウトしなければよかったのでは? 家族がかわいそう、という意見が多かったらしい。

まぁ、これは日本も同じだけど・・・。私の大学時代の一番仲良しの友人もゲイだが、家族にカミングアウトしたら、父親が救急車を呼んでしまった。彼の父親は、息子がゲイになったことを嘆き、認められず、気が狂ったといい続け、そのまま体調を壊して亡くなってしまった。結局、和解できず、認められぬまま父親を亡くした友人は、今でもカミングアウトをしたことが正しかったか悩んでいるという。きっと彼のような現実は、もっとたくさんあるのだろう。日本の現実だって、非常に厳しい部分。
まぁ、私なんてその一端しか知らないわけだし、当事者の人たちは、想像を絶するほど苦しんでいるに違いない・・・・。非常に難しい問題だ。

d0083686_22493399.jpgホン・ソクチョンの話を聞いた私はJさんに「でも、歌手のハリスとか、結構人気があって認められているでしょ? どうしてホン・ソクチョンは批判されて、ハリスはいいの?」という話に。
そうしたら、ハリスは性同一性障害という病だから、いいのであって、ホン・ソクチョンはただの志向だからダメなのだという・・・・。韓国ではそういう認識の人が多いというのだ。
まぁ、確かに性同一性障害は、本人の意思とは関係ない部分で起きてしまうことだから、仕方がないのは確かだけど、ホン・ソクチョンたちも、志向というだけではないと思うんだけどなぁ。まぁ、この線引きは、日本も同じなんだろうけど・・・・。
なんとなく腑に落ちない・・・・。
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by tongkun | 2006-10-22 00:22 | その他
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