カミングアウト
初めて韓国に行ったのは、今から10年以上も前のこと。
友達と複数の7名ぐらいの団体旅行だった(笑)。
この旅行を企画してくれたのが、外見は男子なんだが、心は乙女のゲイのF君。
"タイ旅行で韓国人の素敵な男の子と友達になったの。ソウルに遊びにおいでって
言うから、みんなで行こう~♪"というわけわかんない誘いだったのだが、なんだか
とっても楽しそうで、OKしてしまった。



当時の韓国は、今のような韓流ブームもなく、韓国旅行といえば、"焼肉にアカスリエステ"
が話題になっていた頃のこと。
私たちは、そのゲイの友人の言うがまま、ホテルも決め、食事処も決め、遊ぶところもすで
に決められていた(笑)。まぁ、美食家の友達なので、食べるところは全部おいしかったし、
ホテルも安いのに感じがよくて何よりだったけど^^。
で、夜。食事の後、当時韓国で流行りのクラブに、現地のゲイの男の子が連れてってくれる
ことに♪ でも、そのとき、そのゲイの男の子が私たちを集めてこう言った。
「僕が男が好きだという素振りは絶対に見せないでください。周囲に知られてしまったら、
僕はこの国では生きていかれません・・・。だから、女性のみなさんは僕と楽しそうに踊って
ください」と・・・・・・。
その韓国人のゲイの男子曰く、儒教の国だから、男は男らしくの精神が息づいていて、
日本の比ではないほど、ゲイは差別されるのだと言っていた。
その必死に隠す姿に、なんだか胸が切なくなってしまった。
だって、私の友達のゲイの男子は、公然とオネイ言葉を使い、
カミングアウトもしているというのに・・・・・。
そして、イベントのメインは、そのクラブの後。謎のハイエースのようなスモークガラスの
車が迎えに来て、私たちをあるところに連れて行くという・・・・。
ドライバーに道を尋ねても答えない・・・・。
路地を幾重にも入った道で、突然降りろ、と言われ、私たちはゾロゾロと降りる。
その韓国人のゲイのC君が、「静かに、こっちに来て」と言って、ビルのシャッターをまず
開ける。すると、中は地下道のようになっていて、また重たいドアが。それも開けると、また
ドアが。3つぐらい重たいドアを開けると、長い廊下があり、角に小窓が。C君は小窓を開ける
と中の誰かと話している・・・・・。
なんかハードボイルドの映画みたいだなぁ~とちょっとドキドキしながら、私たちは待つ・・・。
すると小窓の横のついたてが動いて、ドアが開いた!

おぉぉぉぉ!!!
中には円卓の大きなテーブルがあり、座っているのは男子ばかり・・・・・。
さらに奥には、ボックスシートがあって、な、なんと男子同士がイチャついているじゃないの!
そう、ここは韓国のアンダーグラウンドのゲイバーだったのだ!!!
ママ(ごっいカラダの化粧が濃いオジサン・・・^^;)が私たちのところに来て、流暢な日本語で
「いらっしゃい♪ 私、去年まで日本で働いていたのよ。日本人には恩がいっぱいあるの。
だから大歓迎よ。本当は女の人は入れないんだけど、日本人なら大丈夫。遊んで行ってね。
でも、この場所のことは、話してはダメよ・・・・(さすがにもう時効だと思うので・・・^^;)」
と言われ、私たちは男子4人女子3人と言う謎のメンツで、ソウルの地下ゲイバーを体験する
ことに・・・・・。まぁ、あまりにグロイんで詳しくはかけませんが、貴重な体験でした^^;
女子にとってはある意味非常に安全な場所で、傍観しながらゆっくり飲めましたが・・・^^;

という経験をしたため、韓国=ゲイには非常に厳しい国、という印象を持っていた。
ところが、去年、韓国に旅行した際に、友人と今流行のクラブに行ったときのこと、
夜中も12時を越えるとソウルのクラブも混み込みで盛り上がっていた。
お立ち台のような中央の台には、なんだか見目麗しい男子が、胸元を広く開けたシャツで
クネクネと踊っている。そこに、もうひとりの男子が台の上に上がって、な、なんとポッポ
をしながら踊り出したからビックリ!!!!!!
えええ??? みんな見てるけどありなの???
と心配しながらも、周囲は別に普通。
で、別の角には、こちらも見目麗しい男子が外国人の男性と密着ダンス・・・・あれ???
軽いカルチャーショックを受けたことがあった。
ソウルも10年という月日を経て変わったのだなぁ~と。
確かに、メトロセクシャルな男子が芸能界でも増え、ドラマや映画でも、ゲイフレイヴァーな
内容が増えてきている。あのドングンですら、えええ??って感情のシーンを映画で演じて
みたりして^^; 10年前に、金浦空港で見送ってくれたC君にみんなで「生きづらかったら、
東京においでよ」と言ったことを思い出しながら、C君も少しは生きやすくなったのかな~と
思ったりしたものだった。

で、今日、朝鮮日報にこんな記事が。
こうやって芸能界でもカミングアウトする人が出てくるのはいいことだ。
なんか、久々に、C君を思い出した1日なった・・・。

あ、ちなみに、ドングンのこんなんは、いかがなもんでしょうか・・・・(爆)。
この映画のポスター、いろんなアイコラを観たけど、ドングン・・・イケてないわぁ~^^;
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by tongkun | 2006-09-13 23:32 | その他
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